2020年6月26日金曜日

餓死。

昨日、検査入院したキッズ。
口内炎、風邪、歯茎の出血、喉の内部の小さな腫れ。
これらが複合的に体調に影響して、混血の嘔吐、鼻血、苦痛でご飯が食べれない。
こういう診断です。

項目の多い血液検査とレントゲン。
内臓やウィルス系の問題は無し。

ホッとしましたが、
注射や点滴が効いているうちにどれだけご飯を食べれて、
自己免疫で症状を抑えることができるか?
判りません。

口内の不調はジュニアの時に勉強しましたが、
完治の治療法は確立されてはいません。
抜歯や化膿部分の切除など、首から上の麻酔が必要で、止血も難しいようです。
麻酔も含めて手術全体に耐えられるかどうか?
最悪の覚悟も必要で、飼い主の承諾書が必要です。

難しい状況であることは間違いありませんが、最善を尽くす以外にありません。

動物の保護に関心のある方ならご存知かと思いますが、
猫は人と暮らすようになって長い時間が経っています。
今更ですが、野生はほんの少しの本能が残っているだけです。
ちょっとした怪我やキッズのような口内の不調で簡単に死んでしまいます。

食べようとして食べれない、
水も飲めない、
体力が落ちる、
動けない、
餓死.....。

「餓死とは生きようとするわずかに残る本能で自分の体を食い尽くすようなものだ」と思います。

生きようとして生きることができないこのような状況が、
人間の作ったものであることだけは間違い無いと思います。
自戒を込めて..。

ケージの中でまだ落ち着かないキッズ。

病院でもおとなしかったようです。
真ん中は鳥のささみを茹でたもの。一回目は完食しましたが、写真の二度目はまだ食べていません、サプリがダメだったかな?

左は外暮らしの時食べようとして食べれなかったご飯、今度はどうかな?
トイレはちゃんとできました。ありがとう!キッズ。