2017年7月31日月曜日

壮絶な現場



緊急!SOS 多頭飼育崩壊 1DKに100匹?! 相談者は飼い主の母親でした。 『31日で全ての子が処分になってしまう。助けて下さい。』この団体さんのブログにリンクしています。

上の画像に見える大きなガレージのようなところがその壮絶な現場です。
多くのボランティアさん達がレスキューされた猫を懸命にケアしていました。
この団体さんはブログを見て頂ければ判りますが、
つい先日まで、小樽でレスキューを一段落させたばかりです。
「人の力」「命を救う執念」すごいものを感じます。

その光景は、
数年前に私が関わり、現在も進行中の個人の多頭飼育崩壊です。
やはり、同じように、翌日殺されるはずでしたが、
たまたま、祭日で役場が来なかったので、助けることができました。
往診で、不妊去勢手術を住宅の中で行う、
その現場の異様さは今も忘れることができません。
この時、我が家の事情も知っていたこの案件とは別の団体さんが声を上げてくれました。
助かりました。

この時、初体験の私。せいぜいゴミを片付けるくらいで、
逃げ惑う猫を捕まえることさえできませんでした。
愛されることなく、人を信じること無く、
ただ、ただ、生きながらえた猫たちの表情は、
悲しさと虚しさだけでした。
突然、多くの人間が捕まえようと追い回す中、
その猫たちの悲痛の叫びはしばらく耳を離れず、
今も、時折、記憶がよみがえります。

我が家へのご支援を使わさせていただき、
ささやかですが、支援の物資をお届けしました。

猫は全て、このような表情で暮らす権利が有るはずです。


そして、このように家の中で一緒に暮らす権利も...
らく君。



殺処分は「違憲」「違法」です。国家ぐるみの犯罪です。
それを証明するのは実に簡単です。
殺している人たちに一つ二つ質問するだけでいいんです。
「なぜ猫が存在するのか?」「殺すことがどうして公のためになるのか?」
そして、できることなら、もう一つ。
殺して、貴方は「幸福ですか?」と..。

日本は最近ちょっとおかしい方向に向かっていますが、一応、法治国家です。
その憲法は、
「誰でも幸せになる権利があり、その権利は誰も奪えません」と書いてあるはずです。