2018年5月13日日曜日

上げた足の降ろす場所。

彼の地で身寄りの無い人が亡くなり、
猫が4匹残されました。
同僚の方、地元の個人ボランティアの方、現地地域猫の団体の方々、
お世話になっています。
所属していた企業に飼い主さん募集を依頼してくださいました。
できるだけ多くの人に事情を知っていただき、
これを機会に「動物保護」の原点を一緒に考えていただければ、
故人への供養になると思います。


それにしても、
「行政は見ているだけ」の感は否めない。
保護を真剣に考え行動している方々の労力を、
悲劇的状況が圧倒的に上回っています。
限界なんです、行政さん。

しかし、
こういう例もあります。
「人と海鳥と猫が共生する天売島」連絡協議会
協議会設立の目的
協議会は、天売島の生態系を維持するため、
殺処分することなく飼い主のいない猫をなくし、
人と海鳥と猫の共生を目指すことを目的としています。

構成団体
羽幌町 町民課
北海道 環境生活部環境局生物多様性保全課
環境省 北海道地方環境事務所羽幌自然保護官事務所
公益社団法人 北海道獣医師会
北海DOぶつネット(犬のM基金、ニャン友ねっわーく北海道、酪農学園大 幸せのしっぽ、リアルドックフード、NPO法人猫たちを守る十勝Wishの会、NPO法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道、大学生ボランティア)


羽幌町の町民課には予算が無いようですが。(下表参考、細目名義を柔軟に変更して活用している可能性はあります)


参考資料
環境省が地方環境事務所に充てている予算。



この仕掛けが活かされる大きな理由は
野生生物課の仕事として、
希少野生動植物の種の保存
・野生鳥獣の保護管理
・外来生物対策の推進など
これらが存在するからです。


動物愛護基本法が登場しなくとも
別な角度から全体のバランスを図ろうとする政策の中でも
動物の悲惨な状況を減らすことができる例です。


大きな課題に足は上げたものの、
その足の降ろす場所に苦慮しています。
そして、
自分の足元の行く末にも。
この桜路に足を降ろすのが難しいように。


一緒に寝る仲間が待ってます、
そろそろ私も寝不足解消しなければ、明日は忙しいはず..。