2020年11月3日火曜日

出船。

小樽は港街。

人間の無責任、無関心がこの世に送り出した「命」
日本のあらゆる街と同様に、犬や猫が悲惨な状況の中、凍え死んでいく街でもあります。

この実態を小樽市は「社会課題」とは認識していません。
犬や猫の命を救うために活動する人たちの悲痛な叫びも「社会課題」としていません。
迫市長の平成30年8月27日、市長就任の記者会見で配布された資料です。 https://www.city.otaru.lg.jp/sisei_tokei/mayor/kisyakaiken_kiroku/30nen/log300827.data/shiryou.pdf

この中には「生命の多様性」を考えることも「人と動物の共生」も「死ぬために生まれてくるような命」のことも、明記されていません。ウィルスが教えてくれた「人間も自然の一部」であることさえも。
私のパートナーは小さな猫を雪に埋めようとした子供を必死でやめさせた経験があります。
迫市長が次のようなことを就任時に文章で記者たちに配っています、
『「次世代をつくる」
安心して子どもを産み育てることができ、全ての子どもたちが能力や可能性を発揮 できるまちづくりを進めます。 』

何かが欠けている。私はそう思っています。
その何か?は
「命の重さ」です。

果てしない欲望だけが原動力になっている現在の経済システムの限界は市長も気づいているはずです。
「頑張れば物質的に豊かになれる」だから、頑張れるように能力や可能性を発揮できるようにしよう!
こう言っているように聞こえてなりません。

「命に優しいオタル」を創るため、根本的行政改革を目指し、波荒い海ですが勇気を持って船出することを願います。